mHealth
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スマートフォン、ウェアラブル端末、生成AIの普及により、健康増進・疾病予防を目的としたデジタル健康介入(mHealth) は急速に多様化・高度化しています。歩数計アプリから、認知行動療法を提供するデジタル治療(DTx)、AIによる個別最適化された健康助言まで――選択肢はかつてないほど広がっています。
しかし、これらの介入は、本当にすべての人の健康を等しく支えているのでしょうか。技術が高度化するほど、デジタル機器を使える人と使えない人、新しいツールを試せる人と試せない人との間の格差(AI格差・デジタルディバイド)もまた、健康格差として固定化されかねません。
私たちは特に、人や社会とのつながりという視点からデジタル健康介入の効果を検証しています。なぜなら、健康行動の継続・変容は技術だけで完結せず、家族や友人、地域とのつながりの中で初めて持続可能になるからです。例えば:
アプリを「ひとりで使う」のと「仲間と使う」のとで、効果はどう違うのか
ウェアラブルが計測する歩数データは、社会的なやり取りを介して行動変容に結びつくのか
AIによる健康助言は、対人関係の中での助言と同じように作用するのか
これらの問いを、ランダム化比較試験、コホート研究、社会ネットワーク分析などを組み合わせて実証的に検証しています。技術と社会的つながりがどう組み合わさったときに人の健康を最も効果的に支えるのか――その答えを探ることで、技術が普及すればするほど取り残される人が減るような、公正なデジタル健康介入の設計に貢献したいと考えています。
イベントが多く開催されている柏の葉をフィールドに、イベント情報の一元化を目指したアプリによるつながり創出を検討しています。